日曜開催のライブは翌日以降が平日なので時間的な制約等でなかなか思い立ってすぐに書けないのだが、今回は更にドツボで、火・水と体調を崩して寝込んでしまい、結局こうして(またもや)土曜の未明に書く羽目になってしまった。でもね、この曜日のこの時間帯がナチュラル・ハイになってて良い文章が書けたりするから不思議なものだ。
前日のパラダイムはRosario Arkで大きく盛り上がったとこで途中退場、翌日のこちらのために体力温存となったのだが、今回はいろいろ懸案事項があった。
まずは集客。前回は12月の金曜という、まさしく年末商戦やら忘年会やらという悪条件が重なったために、Mardelasとしての大阪初ライブからは想像もつかないほどガラガラだったのだが、今回はそういう悪条件も重ならなかったためになかなかの入り。
そして初回参戦時は涙が出そうなほど心に刺さったマリナさんの歌声が、前回は声の出は相変わらずなのにも関わらず心地良く刺さってこなかったこと。この辺はゆっくり書かせて頂くとしよう。
まずは集客。前回は12月の金曜という、まさしく年末商戦やら忘年会やらという悪条件が重なったために、Mardelasとしての大阪初ライブからは想像もつかないほどガラガラだったのだが、今回はそういう悪条件も重ならなかったためになかなかの入り。
そして初回参戦時は涙が出そうなほど心に刺さったマリナさんの歌声が、前回は声の出は相変わらずなのにも関わらず心地良く刺さってこなかったこと。この辺はゆっくり書かせて頂くとしよう。
では早速本題。
No Limited Spiral
なぜこの組み合わせ?と一瞬疑問に思ったのは、このバンドの音楽性がCHILDREN OF BODOMにも通じる鍵盤入りメロデスだから。楽器の編成は全く同じながら、鍵盤が女性でチルボドほど自己主張が強くないという違いはあるが、歪みの強いギター、吠えるデスヴォイス、叩きつけるブラスト・ビートはまさしくこの路線のバンドゆえ。なお、ドラムの兄ちゃん、どこかで見た顔だと思ってたら名前がkegoi…kegoi?そう、先日のKRUBERABLINKAの急場を救った謎のドラマーだったのだ。あの時も手数・足数の多さで圧倒してくれたが、やはりこちらの世界の人だからと思えば妙に納得した。2マンということで、1時間に達して聴き疲れがする前に切り上げたのはまあ、成功だったのではないかな?
そちらが目当てのお客さんも少なからずいたが、やはり私の目当ては次なるバンド。数年前の同じ場所でDESTROSEの一員としてお目見えした時に、その突き抜ける歌声とアクション(と美貌)に一目惚れしたマリナさん、どこにこんな凄腕が埋もれてた?というギターの及川氏、そしてLIGHT BRINGERでも強力なところを見せつけてくれていたHIBIKI&弓田氏のリズム隊…期待と不安が入り混じって真打の幕は開いた。
Mardelas
最初から前方に陣取っていたお客さんたちのおかげで、私が前で見ることは叶わずだったが、今回は歌声・演奏ともに圧倒的だった。この会場特有の音響の悪さが不満に感じられる部分はあったものの、それを吹き飛ばすくらいに全員のパフォーマンスは素晴らしいものだった。今回は出たばかりの新作レコ発ということもあり、新曲が多めだった。シングルで先行発売されていた「千羽鶴」は別としても、1作目ほどの衝撃が感じられずに「ちょっと弱いかなあ」と思われた新作からの曲も力強く変身し、1作目の曲と比べても何ら遜色ないくらいにカッコ良かった。
心配していたマリナさんの歌声も今回は心地良く心に刺さり、「ああ、やはり気持ちええ声や~」と私は悦に入っていた。演奏陣の方も言うまでもなし。
今回は1時間強のやや短い出演時間ながら、その分凝縮された印象で、もはやDESTROSE時代の曲は頼る必要がないと判断されたか、1曲もやっていなかった…はず。それだけMardelasとしての曲が充実しているのだからさもありなん、といった感じ。
そう、充実ぶりもなかなかのもので、1時間強があっという間に感じられた。そのくらい素晴らしいものだった。
ほんまにこのままじゃあっという間のレポになってしまうから、余談も少し書いておくか。
今回の戦利品。
会場限定シングルと、HOT兄さんこと弓田氏のミニうちわ。物販コーナーにいたHOT兄さん(笑)は喜んでくれてた。マリナさんが「汗拭きにタオルもいかがですか?」と言ってきたが、そちらまでは手が出なかった。限定シングルの方で頭がいっぱいだったのもありましてね~。それにしてもステージでの眼光鋭く猛々しい姿とは打って変わって、こういうとこでは優しい顔になるんだね、マリナさん。その辺も彼女の魅力ということで、今日はこの辺にさせて下さいまし。