SPARKS
DYSTOPIA
SUPERIOR
RIN
MONSTER WAVE
TEARS OF ASYURA
RAINBOW AFTER A STORM
IN YOUR HANDS
CARPE DIEM
BEAUTIFUL MISUNDERSTANDING
ORION
DYSTOPIA
SUPERIOR
RIN
MONSTER WAVE
TEARS OF ASYURA
RAINBOW AFTER A STORM
IN YOUR HANDS
CARPE DIEM
BEAUTIFUL MISUNDERSTANDING
ORION
浜田麻里 : Vocals
高崎晃 : Guitars (´↓)
大槻啓之 : Guitars(),Bass()
若井望 : Guitars(),Keyboards()
増崎孝司 : Guitars(Л)
Michael Landau : Guitars(きΝ┃)
Ralph Perucci : Guitars()
寺沢功一 : Bass(Л)
Billy Sheehan : Bass(´)
Leland Sklar : Bass(↓きΝ)
宮脇知史 : Drums(Л)
Gregg Bissonette : Drums(´↓きキΝ┃)
厚見玲衣 : Keyboards(´)
増田隆宣 : Keyboards(↓ΝЛ┃)
松崎雄一 : Keyboards()
Jeff Bova : Keyboards()
高崎晃 : Guitars (´↓)
大槻啓之 : Guitars(),Bass()
若井望 : Guitars(),Keyboards()
増崎孝司 : Guitars(Л)
Michael Landau : Guitars(きΝ┃)
Ralph Perucci : Guitars()
寺沢功一 : Bass(Л)
Billy Sheehan : Bass(´)
Leland Sklar : Bass(↓きΝ)
宮脇知史 : Drums(Л)
Gregg Bissonette : Drums(´↓きキΝ┃)
厚見玲衣 : Keyboards(´)
増田隆宣 : Keyboards(↓ΝЛ┃)
松崎雄一 : Keyboards()
Jeff Bova : Keyboards()
前作「Legenda」以来4年ぶりとなる、2016年発表のアルバム。
83年に当時LOUDNESSの樋口宗孝(現在は故人)のプロデュースでメタル・シンガーとしてデビューした麻里さんは、80年代も半ばを迎えるあたりからメタル色を薄め出し、J-POPのフィールドで活躍、そちらでも実績を残してきたが、90年代に入ってからは創作ペースを落とし、ライブもやらなくなって徐々に低迷…とは言わないが、全盛期ほどの華やかさは見られなくなった。だが世紀が替わる頃から再びロックに揺り戻してライブ活動も再開、それに伴って再評価の動きが広がって今に至っている。
何より凄いのはキャリア30年を超えてなおその歌声が衰えていないところで、若い頃と比較しても劣らぬ声量とハイトーン、更には艶と張りも増してさえいるのだから恐れ入る。
そしてロックへの揺り戻しに伴ってそれまで距離を置いていたHR/HM人脈からレコーディングにも参加を仰いできたが、今回で3作目の参加になるLOUDNESSの高崎晃をはじめ、元BLIZARD~SLYの寺沢功一、ライブにも参加している44MAGNUM等の宮脇知史、聖飢魔競汽檗璽箸両昇衢紺譴箸い辰織瓮鵐弌爾目を引く。もちろん増田隆宣やマイケル・ランドゥといったお馴染みの名前も見受けられるが、このレビューはあくまで「BOW WOW/VOW WOWアルバム・レビュー」シリーズの一環。そう、今回まな板に上げたのは彼女のレコーディング作品への参加が約30年ぶりとなる厚見玲衣の名前があるからなのだ。
そしてロックへの揺り戻しに伴ってそれまで距離を置いていたHR/HM人脈からレコーディングにも参加を仰いできたが、今回で3作目の参加になるLOUDNESSの高崎晃をはじめ、元BLIZARD~SLYの寺沢功一、ライブにも参加している44MAGNUM等の宮脇知史、聖飢魔競汽檗璽箸両昇衢紺譴箸い辰織瓮鵐弌爾目を引く。もちろん増田隆宣やマイケル・ランドゥといったお馴染みの名前も見受けられるが、このレビューはあくまで「BOW WOW/VOW WOWアルバム・レビュー」シリーズの一環。そう、今回まな板に上げたのは彼女のレコーディング作品への参加が約30年ぶりとなる厚見玲衣の名前があるからなのだ。
各曲の解説は「WeROCK」誌上でご本人がなさってるのでそちらをどうぞ…では完全な手抜きなので私なりに大雑把ながらいろいろと書かせて頂くが、まずはロックへの揺り戻しが更に顕著になり、もはや完全にHR/HMに回帰したと言っても差し支えはないと思う。だがデビュー当時の「いかにも」なメタメタしさとは違い、もっとドラマ性が強く出ていると思う。11曲収録で1時間強という点からもそれはわかりそうなもの。聴きごたえは十分、それでいて中だるみもなく最後まで聴き通せてしまうのはバラエティに富んだ曲調と参加メンバーの確かな技量、そしてご本人の強力な歌声ゆえだろう。
さて、演奏メンバーで誰もが気になるのはまずタッカンだと思うが、ある時期のバンド本体やソロでのアルバムやライブでの雑な弾き方が嘘のように丁寧な弾き方に戻っている。もちろん若い頃と全く同じではないが、いろんな音楽性を展開してきたことに円熟味も加わって麻里さんの歌声に見事にマッチしている。
また、演奏での参加はΔ里澆覆ら3曲で作曲、更にはミックスダウンやマスタリングまで立ち会った若井望の活躍ぶりも注目に値する。かつては森川之雄のPOWERNUDEに在籍、現在はDESTINIA名義で発表したソロアルバムが各方面から高評価を得ている彼が新たな息吹を吹き込んだ効果は大きく、本作全体にも活気を与えている。
じゃあいよいよ玲衣さんに登場願うが、今回30年ぶりのコラボが実現したのは「厚見さんに弾いてほしいと思える曲が出来たし、増田君だけじゃなくていろんな人に弾いてほしかった」からだそうで、確かに,任離潺縫癲璽阿砲茲襯愁蹇弔靴もタッカンとのバトルという贅沢な組み合わせ、静かなピアノのイントロから一転して疾走するでのオルガンによるバッキングは玲衣さんならではだ。
いやしかし、前回参加の「BLUE REVOLUTION」(85年)ではほとんどDX-7と思える「あの時代」な機材で玲衣さんの持ち味が発揮されていなかったように思うのだが、今回は曲数こそ少なめながらも(前回は9曲中5曲)音色的にはより満足出来るものになっている。
いやしかし、前回参加の「BLUE REVOLUTION」(85年)ではほとんどDX-7と思える「あの時代」な機材で玲衣さんの持ち味が発揮されていなかったように思うのだが、今回は曲数こそ少なめながらも(前回は9曲中5曲)音色的にはより満足出来るものになっている。
それにしても素晴らしい作品が出来上がったものだ。これを書くために通して聴くのが2回目に突入しているが、これまで作品を追うごとに良くなってきてる近年のものでは最高なんじゃないか?まだまだ当分この調子でやってくれると期待していいだろう。