えー、今回のレポ書くのはちょっと後ろめたい部分がありまして…実は今日、(また)急な発熱で仕事休んじゃったんです。医者は「ストレス熱」と言ってるんだけど、いつもなら朝起きて高熱に襲われ、2~3時間くらいで嘘のように熱が退くんだけど、今回はしばらく前から体のダルさが続き、土日あたりから微熱があり(つまりそんな中でライブ2連チャンやった)、昨日もそんな辛い状態で仕事をしてた、と。そして今朝起きたら高熱。これが意外に長引いて、昼過ぎくらいにやっと下がったんだけど、今もまだ若干の微熱が残ってる状態。だからいつもの調子で熱のこもったレポを書くとまた明日に差し支えるかなとも思ったけど、早めに書いてゆっくり寝たら大丈夫だろうと。でも5時までは仕事やってるべき時間だからそれまで我慢して、5時ジャストから書き始めよう!というわけで見切り発車、というわけです。
日曜もそんなこんなで体調のすっきりせん状態だったから、部屋を出るのがやや遅れて会場に到着したらもう既にホール内の席は結構埋まってて、後方の席しか確保出来なかった。ま、スタンディングじゃなくて椅子があるから今回みたいな体調の時にはいいかな?と。
そんなこんなで、まずはオープニング・アクト2つのステージとなるわけです。
TRUSH
比較的若いバンドで、メタルと言えばメタルだろうか?独特の「うねり」みたいなものがあって、その辺が個性的だったかも。ドラムは女性だったが、なかなかパワフルで重量感もあった。前の方のお客さんは(顔見知りばかりだろうけど)結構盛り上がってた。Dream Chaser
年内はこれがラスト…まだ5月なんですが…まあ、その辺はメンバーの事情もあるからということで。いつもストラトを弾いてるKYOさんが珍しくレスポール…今回は気分で変えてみたそうだけど、機種の違いによる根本的な音色の違いはあっても、やっぱりいつものKYOさんの音だったと思う。
Vo.みっちゃん、今回は高音シャウトもいつもに増して力が入ってたようで、良い感じに出てたと思う。
今回はキーボードの音がいつもより大きかったように思うが、私が下手側に座ってたからでしょか?(笑)
お馴染みの曲やら懐かしい曲やらを6曲やって終了。なお、「誰も前に行かへんな~」思って私は座ってたんだけど、私が前に行かないから誰もそれに続かなかったんでしょうか?(笑)
外道
さー、いよいよ真打登場。デビュー40周年つうことなんだけど、解散と再結成を繰り返し、今じゃ昔からのメンバーは加納秀人(Gt.&Vo.)だけだとか、リズム隊の松本慎二(Ba.)とそうる透(Dr.)がセンス・オブ・ワンダー(以下SOW)のメンバーでもあるから、加納さんと難波(弘之)さんの違いだけやんとか、そんなことはどうでもいい。とにかく、長い間バンドの名前を背負ってきた加納さんと百戦錬磨のリズム隊、その組み合わせから出てくる音ってのはですねえ…たった3人なのにその辺の若いバンドが束になってかかってもかなわない、そんな凄味のあるものなんですわ。
実は私、3年前に1度観たことがあって、その時は頭脳警察とのツーマンだったんだけど、やられましたねえ、見事に。どちらさんも伊達に長い歴史があるわけじゃないってわけで、ほんま圧倒されたわけ。
で、今回が2度目になるわけなんだけど、最初からもう、ぶっといベースと腹にズシンズシン響くドラム、そしてひたすら熱いギターにまたもや「参りました~!」となってしまった。
リズム隊の2人は、SOWでの複雑で一糸乱れぬ正確さとはまったく違い、ひたすらド迫力で迫ってくる。オリジナルのリズム隊もCDで聴く限りでは迫力・熱気ともに十分だったが、こちらの2人はそれに加えて技術水準もむちゃ高い。プログレにもこういう荒々しいロックにも対応出来るからと言って、「何でも器用にそつなくこなせるってことか」っていうことじゃない。そういう小手先の器用さとは全く違う、骨の髄からロック魂が溢れ返ってるがゆえの「同じロックなんだから細かいジャンルなんか関係ねえ!」と言わんばかりのものが伝わってくる。そうるさん、SOWの時には(テリー・ボジオには及ばないとは言え)要塞みたいなセットを叩いてたが、それに比べればシンプルなセットだった。が、その迫力と言ったらもう、ほんまにひれ伏すばかり。松本さんのベースも重量感・推進力ともに凄い。
そして唯一のオリジナル・メンバーである加納さん。昨今の若いギタリストに比べれば難しいことをやってるわけじゃないんだが、とにかくこの人の音は「熱い」。歌の方も同様。そんな人たちが集まってるんだから、たった3人でもどれだけ熱くて迫力のある音だったか…
リズム隊の2人は、SOWでの複雑で一糸乱れぬ正確さとはまったく違い、ひたすらド迫力で迫ってくる。オリジナルのリズム隊もCDで聴く限りでは迫力・熱気ともに十分だったが、こちらの2人はそれに加えて技術水準もむちゃ高い。プログレにもこういう荒々しいロックにも対応出来るからと言って、「何でも器用にそつなくこなせるってことか」っていうことじゃない。そういう小手先の器用さとは全く違う、骨の髄からロック魂が溢れ返ってるがゆえの「同じロックなんだから細かいジャンルなんか関係ねえ!」と言わんばかりのものが伝わってくる。そうるさん、SOWの時には(テリー・ボジオには及ばないとは言え)要塞みたいなセットを叩いてたが、それに比べればシンプルなセットだった。が、その迫力と言ったらもう、ほんまにひれ伏すばかり。松本さんのベースも重量感・推進力ともに凄い。
そして唯一のオリジナル・メンバーである加納さん。昨今の若いギタリストに比べれば難しいことをやってるわけじゃないんだが、とにかくこの人の音は「熱い」。歌の方も同様。そんな人たちが集まってるんだから、たった3人でもどれだけ熱くて迫力のある音だったか…
途中でサポートの女性キーボードが加わったが、目が向いたのはソロ部分くらいかな?腕の方は十分見事だったんだけど、それ以上に3人の出す音の凄味に圧倒されてしまってねえ…
で、思いっ切りブルースな曲をやった時には、長いソロの時に加納さんがステージから降りてきて、客席の隅々までギター弾きながら回ってきた。ワイヤレスじゃなくて、長いコードを引きずりながら。あちこちでお茶目な顔を見せながらも、そのプレイは味わいたっぷりで素晴らしいものだった。
で、思いっ切りブルースな曲をやった時には、長いソロの時に加納さんがステージから降りてきて、客席の隅々までギター弾きながら回ってきた。ワイヤレスじゃなくて、長いコードを引きずりながら。あちこちでお茶目な顔を見せながらも、そのプレイは味わいたっぷりで素晴らしいものだった。
さて、その後もいろんなタイプの曲をやりながら、本編ラストは1stアルバムからの「ビュンビュン」「香り」の2連発!これがムチャクチャ盛り上がってねえ…それまで皆おとなしく座ってたのに、スイッチが入ったかのごとく前に出てきて踊り狂ってる人も何人かいた。やっぱりね、こういうのが自然に出てくるのがほんまのロックなんですわ。ちゅうことでハチャメチャになりつつ本編は終わった。
アンコールは当初「完了」1曲の予定だったらしいが、あまりの盛り上がりにもう1曲。それはバラードだったんだが、この曲での加納さんの泣きも見事でねえ…そして本当に全編終了となった。
真打の演奏時間、大体1時間半くらいだったかな?ほんでも先日の紫と同様、とても濃厚な1時間半だった。
松本さんがMCで「パンクが登場する以前からパンクだったこのバンド…」と言ってたように、外道はパンクとして見られることも多いが、私はハード・ロックだと思ってる。まあね、そういうジャンル分けが出来たのはもっと時代が下ってからのことだし、パンクだろうがハード・ロックだろうがどっちでもいい、とにかく「熱いロック」を体現してる人たちだからこそのこの音、それでいいじゃないの。
加納さんなんかもう還暦過ぎてるはずなんだけど、あのパワフルさは一体どこから出てくるんだろう?鮎川誠、カルメン・マキ、金子マリ、森園勝敏、紫…ここ数年、アラ還なロッカーたちのステージを多々観てきたわけだけど、皆さん衰えるどころか更にパワーアップしてることに驚かされる。私もそういう年の取り方をしたいものだと深く感銘した。
松本さんがMCで「パンクが登場する以前からパンクだったこのバンド…」と言ってたように、外道はパンクとして見られることも多いが、私はハード・ロックだと思ってる。まあね、そういうジャンル分けが出来たのはもっと時代が下ってからのことだし、パンクだろうがハード・ロックだろうがどっちでもいい、とにかく「熱いロック」を体現してる人たちだからこそのこの音、それでいいじゃないの。
加納さんなんかもう還暦過ぎてるはずなんだけど、あのパワフルさは一体どこから出てくるんだろう?鮎川誠、カルメン・マキ、金子マリ、森園勝敏、紫…ここ数年、アラ還なロッカーたちのステージを多々観てきたわけだけど、皆さん衰えるどころか更にパワーアップしてることに驚かされる。私もそういう年の取り方をしたいものだと深く感銘した。
というわけで、レポ終了します。明日は仕事に行くつもりなので、それに備えてこの後はゆっくりしますよ~。