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Channel: 屋根裏部屋のグダグダ文化論
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LIVE REPORT(但し駆け足):Mardelas、WILD FLAG、D_Drive、他

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一昨夜からのライブ関係の動向をまとめてレポします。

Mardelas

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仕事を定時で切り上げて強引にダッシュ、心斎橋のDROPに到着した頃にはもう開演が迫っていた。なので慌ただしくトイレと煙草を済ませたらもう開演、くらいになっていた。
それにしても不思議だったのはこのバンドには珍しくフロアがガラ空き…いつも満員で「会場狭すぎんで~」と思っているのだが、まあそこは年末商戦やら忘年会の時期ということで、だろう。
さてお待ちかねの開演になったのだが、今回はサポートなしの4人でいつも通りの素晴らしい演奏と、マリナ嬢の強力な歌唱が聴けた…のだが、いつも華奢な体に似合わず高くてデカい声、しかも声自体の良さで魅了してくれるマリナ嬢、高音もよく出てるし声量もいつもながらの凄さなのだが、なぜか今回はいつも私のツボを突いてくる「声自体の旨み」が感じられなかったように思う。おかしい…今回の私の体調の悪さに彼女の声はパワーがありすぎて受け付けられなかったのだろうか?それにしても私がDESTROSE時代の彼女の歌を初めて聴いて圧倒され虜になったのと同じ場所なんだぜ?ひょっとしたら更に進化する段階での踊り場的なワンステップに当たってしまったのかもしれない。だとすれば今回は「?」でも次回以降はまた期待して良いのかも。
持ち曲もアルバムの10曲と最新シングル2曲、DESTROSE時代の2曲と限られている中で曲順に工夫を凝らしていたのは好印象だった。ちなみにシングル表題曲である「千羽鶴」、既に他所で指摘があった通りに川端康成の作品からヒントを得たらしく、こういうメタルには珍しい日本的な言葉が多用されていた。それも陰陽座では出てこないような(瞬火や黒猫が表現するのはもっと時代が古い)世界で、彼らを水で薄めたような後続の和風バンドとは完全に一線を画していた。こういうチャレンジは良いと思うし、マリナ嬢の作詞力が一段上のレベルに行ったことを感じさせた。
そしてリズム隊コンビの愉快な話も面白く、良いアクセントになっていた。
まあ、今回は「何かが違う」と思っても次回以降はきっとまた「おおっ!」ということになるのだろう。
なお、年明けからの予定もいろいろあるらしいが、まずは建国記念日の鶯谷、とだけ言っておきます。

Mardelasサイン会

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翌日昼の日本橋某店でのサイン会、特にメンバーのトークもなく、いきなりサインしてもらってその時に話をしてくれということで始まった。まあ、それほどゆっくり話してる時間もないのでサクサクと済ませたが、マリナ嬢の真面目さ、及川氏の寡黙さ、リズム隊コンビの面白さは感じ取れた。

そしてその後はあちこち移動しながら、出戸のORTO LOUNGEへ向かった。

イメージ 3

大阪市内とは言えやや辺境地域なので毎回こちらへの移動は面倒くさく感じられるのだが、この後に起きる素晴らしいステージングを考えるとワクワクする気持ちの方が大きかった。知った顔も幾つか見かけ、談笑しながら開演を待つことに。

Spanky noise

女性ヴォーカルの5人組。まあ、元気があって良かったのでは(それだけかい!)。

D_Drive

最近このバンドのライブに行くのも間隔が空いてきてて、いつもメンバーさんたちに「お久しぶりですねえ」言われるんだが、平日の開催が増えてるからそれも仕方あるまい。新作を出したばかりなので新旧織り交ぜた選曲がいい感じ。ギター・コンビが参加したオムニバス「六弦心」収録の「どこかで春が」バンド・バージョンも良かったし、全員の演奏力・コンビネーションもここに来て更に上がった感じ。大音量も心地良く感じられた。

WILD FLAG

そしていよいよトリ。いきなりジミヘンの「PURPLE HAZE」から…あれ?この展開、何年か前の名古屋と一緒…と思ったら次は2作目からの「FREEDOM」。いつもあのアルバムの曲は少なめなのにちょっと意外だった。恭司さんのギター、満園兄弟のリズム隊も大音量だがこれまた心地良く、演奏のキレもいい感じだった。
1作目からの「LOVE GAMES」に続くはベースの庄太郎氏の歌う…「IMMIGRANT SONG」。いつも「FIRE」だからこれは意外だった。再び2作目からの「I AM A BOY」をじっくり聴かせた後は「HUNTER」。陰があって重厚なこの曲は聴きごたえバッチリ。
その後はお馴染み、3つの数字を客に言わせて即興で曲を作るコーナー。これもまた面白い具合に曲が出来ていた。
さて、「WILD STREET'S CORNER」に続いたのはなんと、「WILD LAND」!2作目からの曲が3曲目というのも珍しいが、風変りでライブ向きでないからやらなかったと思われてたこの曲が披露されたのはかなり意外で良かったかも。そして「GOING ON」で本編は終了した。

アンコール1発目は「COUNT DOWN」。バンド最速と言うだけに突っ走るのなんの。そしてこのまま終わるのはもったいないからと、D_Driveのギター・コンビを呼び込んでのセッションとなった。準備に時間がかかるからと、じゃんけん大会でギターを1人にプレゼント、ということだったが、我々の身近な笑い声の特徴的な鍵盤奏者さんがかなり健闘してたのはまあ、ご愛嬌?そして3人のギター・バトルが展開する「20th CENTURY BOY」で盛り上がって全編終了した。

最近のおとなしめな恭司さんもいいけど、やっぱりハードにロックしてる「バンド」でのライブは別格だねえ。本人の歌がどうこうって野暮なことは言いっこなし!爆音の演奏に負けてないんだし、あれを下手と言ったらもっと下手な専任シンガーはいくらでもいるよ。

イメージ 4

会場限定のDVDにもらったサイン。庄太郎氏のがにじんで抽象絵画になってますが、気にしない気にしない(笑)。

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